練馬区の歯医者@じむちょぉ~Blog

石神井公園駅徒歩7分。歯科医院の事務長がラブラドールレトリバーと送るメッセージ。

    半月板

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    初めてお読みになる方も、そして常連さんの方も、時刻は13時を過ぎました。

    9月14日土曜日、じむちょ~のお時間です。









    忘れていました。

    すっかり、書いているものだと思っていました。







    靭帯や腱、半月板など、関節に障害を持っている人は老若男女結構いらっしゃると思うので、参考になればと書きとめておきたいと思います。








    2019年に書いた半月板の再生医療

    こちらは自分の滑膜を採取して滑膜幹細胞を培養したのちに、半月板縫合部に移植するという、ちょっと読んだだけでも大掛かりな内容だったのでしたが、2023年に別の方法での再生医療を受けておりました。







    2018年の冬にゴルフの歩行プレー中に左膝の半月板損傷をやってしまってから早5年。

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    結論から言うと、手術しないで本当に良かったです。





    こういうのって、手術するか、温存するか、非常に迷いますよね。

    手術したらしたで、元々あったクッションの半月板を一部取り除いて形成するのですから、将来的に変形性膝関節痛に患いやすくなる。


    手術しなければしないで、現状での痛みに耐えながら生きていく。時々ヒアルロン酸注射して緩和するぐらい。


    こんなの選べねぇよ…と、再生医療の普及を待っていたのでした。






    そして、施術してもらったのは「培養幹細胞治療」というものです。

    簡単に書くと、自分の脂肪から取り出した幹細胞をひざ関節内に注入することで、炎症や痛みの改善効果が期待できるというもの。


    「幹細胞」というのは何かというと、体を形成するひとつひとつの細胞の寿命というのは短く、絶えず入れ替わり続ける組織を保つために、失われた細胞を再び生み出して補充する能力を持った細胞のことをいいます。

    要は患部に、自己治癒力を強化してあげる的なイメージ…だと個人的には捉えています。





    手術のような入院が不要で、ダウンタイムが無くてすぐに動けるというのも嬉しかったです。







    気になる流れは以下の通り。


    まず無料カウンセリングなのですが、その前にMRI撮影をします。

    病院の方で近所のメディカルスキャニングを予約代行してくれて保険適用のため8,000円ぐらい。

    その足でデータを持参し、病院の先生に診てもらって、適応可能かどうかの診断をしてもらうのですが、



    10:30にメディカルくキャニング

    12:00に病院に行く流れ。

    実にスムーズでした。





    行けそうだね、とOKをもらう。

    いつ脂肪を採取するかの日程を決める。

    いつ脂肪を採取するのかは、採取した1ヶ月後に膝に注入することから、注入後2〜3日はゴルフに行かない日をチョイスしました。




    採取日。

    ちょっと立ち寄ってみました。

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    クリニックで働くスタッフさんたちの気持ちがまったくわからない訳ではない自分なので、賄賂…いや、お心付けを持参します。

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    すると、個室に案内されました。

    IMG_0904



    トントン、失礼いたします!

    と看護師さんが入室すると片膝を付いて、

    「何をお召し上がりになられますか?」

    だと!?




    LEXUSやPORSCHEの販売店に訪れたかのような光景に。

    IMG_0906


    これだから大学病院とか、総合病院にはかかりたくない(笑)






    目立たないヘソの窪んだ脇から、器具を挿入して米2〜3粒分の脂肪を採取します。

    ヘソの脇に麻酔をしてから行うので、先生や看護師と会話を楽しみながら行われました。

    よく、もっと脂肪取っちゃってくれと言われるそうです笑

    所要時間はトータルで1時間、採取自体は10分ぐらい。




    痛み止めロキソニン、それと一緒に飲む胃薬、抗生剤を処方してもらって退出。

    さっきの看護師さんたちや先生が整列して、エレベーターに乗り込むのを見送ってお辞儀してくれていました。



    ウチも負けていられない…



    さすがにお腹が空いているので、近所にあったミシュラン☆をもらった支店でひとりランチ。

    IMG_0907


    IMG_0908


    13時半近くになっていたので2,980円の握りセットしか頼めませんでしたが、好物の赤酢シャリで来月もここに来ることを心に決める。





    〜1ヶ月後〜






    左膝に注入。

    これは手術室ではなく、GODIVAをいただいた先程の個室で施術されました。

    説明から注入まで10分もかからないで終了。




    ということを、去年2023年7月に終えていたのですが。

    すっかり膝の痛みが無くて忘れていて、書くのが今になってしまった…という訳でございます。






    費用は一般的に100万円を超えます。

    が、自分がやってもらった病院は税込み66万円。

    この料金も今年いっぱいらしく、2025年からは88万円に値上がりしてしまうとのことです。




    この値段を高い!と思うか、安い!と思うか、人それぞれでしょう。





    先にも書きましたが、切除したらもう二度と戻らない、変形性膝関節痛になるリスクのある手術。

    これには入院もリハビリも伴いますので、正常に感じるまでには少なくとも半年間はかかるでしょう。



    温存療法…そのまま死ぬまで付き合うということ。



    幹細胞治療…自分の場合は採取後も注入後も、まったく痛みは残らなかったのでロキソニンは飲まずに残りました。



    今では体力が持つ限り、何キロでも歩けます。

    元の足を取り戻した感覚です。





    いかがでしょうか。

    宣伝になってしまうので具体的な病院名は伏せておきますが、興味のある方でしたら上記の写真でたどり着けるのではないでしょうか。



    ということで、あと30年はゴルフが続けられそうです。


    最後までお読みいただきありがとうございました。











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    初めてお読みになる方も、そして常連さんの方も、時刻は21時を過ぎました。

    12月18日水曜日、じむちょ~のお時間です。














    度々書いていることですが、自分は約2年前に半月板断裂の怪我を負いました。

    これはアスリートをはじめ、ふとした瞬間に膝に負荷がかかると、誰しもなりうる怪我だと聞いていますので、一度ちゃんと書いてみたいと思います。

    自分が今までに調べたり読んだりした範囲での知識ですので、その辺はご了承願います。








    半月板とは大腿骨と脛骨の間にあるクッションで、外周のごく一部を除いて血行がなく、治癒することのない部位となります。

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    現在は対処療法しかなく、半月板の部分に定期的にヒアルロン酸注入をしてクッションをつくるか、もしくは手術することになります。







    プロスポーツ選手の場合は選手寿命もありますので多くの人は手術をするのですが、内訳は縫合術が約2割、切除術が8割となっていて、切除術の方が復帰までは早くなっているようです。



    ただ、手術をして一時的には快適に動けるようになっても、いずれは大腿骨と脛骨が擦れることによる変形性膝関節症になる確率が高くなるのです。


    自分が手術するのを躊躇している理由はこのリスクがあるからなのですが、そりゃぁクッションを一部切除して整えたりして減らしてしまうのですから当然ですよね。





    なので自分の場合は内転筋を鍛えたり、毎日ストレッチをして、なんとかごまかして凌いでいる状況なのですが、以前より断裂幅が進行しているような、そんな気がしています。

    痛む頻度が多くなっているのです。








    手術をした後に苦しんでいる有名人で例えると、テニスの松岡修造氏は両膝の半月板に損傷を負ったのですが、引退してからしばらく経っても手術を繰り返しているようです。


    一方、選手寿命が一般的なスポーツよりも長いゴルフの上田桃子選手の場合、手術はせずに温存療法をしているようです。

    ツアー中も微弱電流治療器を持ち歩いているのだとか。




    この機器かは不明ですが、こうして一生付き合う怪我になるんですよね。









    そんな中、人工半月板だったり、半月板の再生治療があれば良いなぁと思っていたのですが。











    なんと!

    2017年から治験が行われているのですね。




    東京医科歯科大学で、世界初の試みとのことです。

    正式試験名は「自家滑膜幹細胞の半月板損傷を対象とする医師主導治験」と言って、すでに治験参加者の募集は締め切られ、現在も試験継続中と出ています。





    内容は、半月板を形成縫合し、自分の滑膜を採取して滑膜幹細胞を培養したのちに、半月板縫合部に移植する。



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    何とも期待させてくれる内容です。





    詳しい内容はこちら










    思わず、再生医療研究センター長である関矢一郎教授の本も注文してしまいました。

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    日本で、この時代に生きていてよかった…

    そう思えるように、早く実用化されることを祈るばかりです。










    失って初めて気付く健康のありがたみ。

    身体のどこも痛くないって幸せなことなんですよね。







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